住まいを購入したとき、多くの人が住宅ローンを利用しています。

その際には、年末の住宅ローン残高の1%が税額から控除される住宅ローン減税を受けられるかと思います。

この制度、中古住宅の購入にも適用されるのでしょうか?

中古住宅も控除対象となります。ただし適用条件に注意が必要です。

そもそも「住宅ローンの適用条件」とは、①利用者の合計所得が3000万円以下 ②住宅ローンの返済期間10年以上 ③住宅の面積50㎡以上(現在は期間限定で40㎡以上に緩和 ※この場合所得1000万円以下 ③建物が耐震性を有していること となります。

中古住宅の場合、この「建物の耐震性」が問われます。

木造(主に木造一戸建てなど)は築20年以内、耐火構造(主に鉄筋コンクリートマンションなど)では築25年以内です。この築年数を超えている場合でも耐震性が証明できれば適用されます。

耐震性の証明として、①耐震基準適合証明書 ②既存住宅性能評価書 ③既存住宅瑕疵保険加入証明書 があります。これらを取得するには、建築士による検査や保険の加入などが必要です。

いずれかの証明書を付することにより適用条件を満たします。

ご不明点がありましたら、住宅ローン控除についてもぜひご相談くださいませ。