現在日本で検討が行われている「国際連帯税」とは、
気候変動や貧困、環境や感染症など地球規模の問題に取り組むための資金を調達し、その税収を途上国向けの開発支援などに活用することを目的としている国際的な税です。

国際連帯税の仕組みは、経済のグローバリゼーションで受益している経済主体の、国境を越えて行う経済活動に課税し、その税収でもってグローバルな課題対策のための資金源とする、というものです。

課税対象としては(つまり、国境を越えて行う経済活動で恩恵を受けている経済主体)、国際航空・船舶輸送、国際金融取引(外国為替取引)、国際電子商取引、多国籍企業(貿易)、武器取引などが考えられています。
(引用:http://isl-forum.jp/vision)

日本では国際連帯税に対する反対の意見が多いですが、ドイツ・フランス・スペインなどではこの構想から「航空券連帯税」という税目を新たに導入し実施されています。

国際航空券税によって集まった資金は、フランスなど5カ国が設立した国際医薬品購入機関(UNITAID)に集められ、途上国における三大感染症/エイズ・マラリア・結核の治療普及の支援に使われています。GAVIアライアンスにも拠出され、途上国での医薬品利用拡大の促進につなげています。

個人的には、このような形で行なうのではなく、もっと他に構想案はなかったのだろうかと思ってしまいますが…

皆さんは、国際連帯税に関してどうお思いでしょうか?