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今回はバリアフリーについてお届けいたします。

バリアフリー住宅とは、高齢者や障がい者が安心・安全に暮らせるよう、既存の住宅をリフォーム・増改築することで快適な生活ができるようにバリアを取り除いていきます。

いまでは高齢者や障がい者だけではなく、小さな子どもや妊娠中の女性などすべての人が安心・安全かつ円滑に社会参加ができるよう“バリアを取り除く”という広い意味で使用されています。

バリアフリー住宅の基本は、お家の中から段差をなくすことです。

□浴室のバリアフリー化
年齢を重ねると血圧を正常に保つ機能が低下するため、脱衣所と浴室の寒暖差や入浴中にかかる水圧などにより急激な血圧の変動が起こると脳内を流れる血液の量が減少し、意識を失ってしまう危険性があります。

浴室のバリアフリー化は、バリアフリーリフォームのなかでもっとも出費が大きいポイントになりますので、将来の負担を少しでも軽減させたいとお考えのご家族は、リフォーム費用が高額になりそうな箇所を新築のタイミングで取り入れておくと良いでしょう。

□トイレのバリアフリー化
1日に何度も利用することになるトイレは、介護する側とされる側にとっても重要なポイントになります。
若いころは誰の手も借りずにできていた排せつ行為ができなくなったことで、大きなショックを受ける高齢者・障がい者も少なくありません。
介護する側は、介護される側が自立して1人でトイレに行けるよう、最大限のサポートを行うことが大切です。

トイレのバリアフリー化で優先すべきは、L字型の手すりを便座付近に設置することです。

ひとくちに「バリアフリー住宅」と言っても、身体機能、障がいの種類や度合いなどが1人1人異なるため、どんな場所にどのような補助設備が必要となるのか、実際に使用する人の目線になって取り入れることが大切です。

バリアフリー補助設備は日々進化しており、これまで以上に高齢者・障がい者が安心・安全に暮らせる住まいづくりが可能となりました。