コラムをご覧いただきありがとうございます☺️

今回は未来の住宅「BEYOND HOME」についてお届けいたします。

最新テクノロジーは日々進化していっておりますので、大変興味深い内容となっております。

新事業である、ビジョナリー・フラッグ・プロジェクト(VFP)は、2030年をゴールとして「健康で幸福な人生100年時代を可能にする」社会を描くためのビジョンの実現に向けて「空間×ヘルスケア 2030」を提案し、社会実装を目指します。
最新テクノロジーやアイデアを統合し、日常空間の中で、未病や改善や、疾病の早期発見を可能とすることが目標です。
第1弾として、住宅・オフィス・薬局の未来像を描いた「Beyond Home(未来の住宅)」「Beyond Office(未来のオフィス)」、そして「Beyond Pharmacy(未来の薬局)」という3つの旗を掲げました。

Beyond Homeには大きく3つの要素があります。
(1)生体データや行動データ、環境データなどあらゆるデータを測定・蓄積する
(2)データを活用して健康に導く働きかけをする
(3)命を守ったり健康を増進させたりする仕掛けを施す

これにより、住宅は単に寝食する空間ではなく、意識的または無意識的に健康を作り出せる空間になります。もちろん、対象は高齢者や病気を抱える人だけではなく、健康な人も意識した住宅であります。

例えば、浴室では天井に設置したバイタルセンサーを使って、入浴中の生体データを非接触で測定します。

トイレでは、尿や便などの排泄物からさまざまなデータを取得する。最近では、排泄物を検体とするヘルスケアサービスが続々と登場しています。

こうしたスクリーニングの技術とトイレの連携が図られれば、日常生活で無意識のうちにカラダの変化の予兆を把握できるようになるでしょう。

このほか、住宅内のさまざまな場所にある鏡は、肌の状態や自律神経の不調、ストレス度合いなどを把握するセンサーになり得ます。
寝室でもさりげなく呼吸や睡眠状態のデータを取得するようになります。

データの活用は住宅の中だけにとどまらない。家の中で取得したデータは、地域の薬局や会社、学校と共有する。社会全体でビッグデータとして活用すれば、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のような感染症が流行した際にも、感染経路を追うなどして社会システムの保全につながるかもしれません。